いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。
日本はmRNAタイプのワクチン(mRNA-1273)において
アメリカのモデルナ社(さん)から供給を受ける
ことで合意しています。
新型コロナウィルスの流行が広がっている中で
ワクチンに対する関心も高まってきている
と考えられます。
このワクチンの抗体の持続性(2か月間)を含めた
追加の報告がL.A. Jackson氏らより
公開されているので読者の方と情報共有したいと思います(1)。
-----
/年齢/
18~55歳
従って、子どもと高齢の方は含まれていません。
-----
/用量、接種条件/
25μg、100μg、250μg
2回接種 28日間開ける
-----
/日程/
2020年3月16日~
-----
/人数/
45人(健康な人)
ほぼ白人の男性、女性。
-----
/場所/
アメリカ(シアトル、アトランタ)
・The Kaiser Permanente Washington Health Research Institute
・The Emory University School of Medicine
-----
/治験ナンバー/
NCT04283461
-----
/mRNAワクチンについて/
・S-2P抗原(S糖たんぱく質を含む)コード化
・接種のために滅菌液として供給
・1mL当たり0.5mgの含有用
・希釈液として生理食塩水を使用
・三角筋(肩)による筋肉注射
-----
/副作用/
主に2回目の接種後に確認
・発熱(100μg、250μg)半数程度
・筋肉痛など痛み
・悪寒
但し、偽薬との比較なし。
心理的な要因は排除できません。
しかし、過去開発したインフルエンザワクチン
(influenza A/H10N8 and influenza A/H7N9)
と近い程度の副作用であるとされています(2)。
-----
/抗体の持続期間/
1回目の接種から57日間は
S-2P(抗体量)、中和能維持。
回復期の方のレベルを超える。
1回目接種から2週間程度で抗体量、中和能向上
(参考文献(1) Figure 2参照)
-----
/今後の予定/
2回目ワクチン接種から1年間は
血液採取による抗体の評価を実施予定
-----
/現在の進捗/
フェーズ3の治験が進んでいます。
100μgの接種用量で2020年の夏より始まっています。
従って、上の条件の真ん中の容量の条件が
採用されています。
以上です。
(参考文献)
(1)
L.A. Jackson, E.J. Anderson, N.G. Rouphael, P.C. Roberts, M. Makhene, R.N. Coler, M.P. McCullough, J.D. Chappell, M.R. Denison, L.J. Stevens, A.J. Pruijssers, A. McDermott, B. Flach, N.A. Doria-Rose, K.S. Corbett, K.M. Morabito, S. O’Dell, S.D. Schmidt, P.A. Swanson II, M. Padilla, J.R. Mascola, K.M. Neuzil, H. Bennett, W. Sun, E. Peters, M. Makowski, J. Albert, K. Cross, W. Buchanan, R. Pikaart-Tautges, J.E. Ledgerwood, B.S. Graham, and J.H. Beigel, for the mRNA-1273 Study Group*
An mRNA Vaccine against SARS-CoV-2—Preliminary Report
The New England Journal of Medicine 2020;383:1920-31.
(2)
Feldman RA, Fuhr R, Smolenov I, et al.
mRNA vaccines against H10N8 and H7N9 influenza viruses of pandemic potential are immunogenic and well tolerated in healthy adults in phase 1 randomized clinical trials.
Vaccine 2019; 37: 3326-34.
登録:
コメントの投稿 (Atom)

0 コメント:
コメントを投稿