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新型コロナウィルスは
子供のリスクが低く
高齢になると命を落とすリスクが大きくなります。
従って、家の高齢の方がいる場合は特にそうですが
若い人であっても自分が罹患した場合には
リスクの高い高齢の方に伝染させてしまい、
それが病院のひっ迫させたり、
社会的な問題につながることがあるので
そういう点も考慮に入れて
人が密集するところでは特に
マスクの着用など気を付けている人はいると思います。
Megan O’Driscollらは
45カ国の血清陽性率から求めた
様々なデータをまとめています(1)
調査した国は参考文献(1) Fig.1(A)の
グローバルマップに示されています。
日本も含まれています。
/罹患された方に対する死亡率/
(参考文献(1) Fig.1(B)より)
アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ
南アメリカごとの地域別比較があります。
65歳まではほぼ年齢に従って
片対数的(指数関数的に)正の相関があります。
例えば、小さい子供の場合には
死亡率は0.01%以下となっています。
それが65歳では1%にあがりますが、
そこまでの関係性は国、地域によって
大きな開きはありません。
しかしながら、65歳以上になると
亡くなられた患者さんの割合は
データ、地域ごと大きなばらつきがあります。
従って、高齢の方でリスクが少ない地域、分類などを
調べることが重要になります。
/60歳以上の方の人口10万人当たりの死亡者数/
(参考文献(1) Fig.1(C)より)
ヨーロッパで比較。
イギリスが一番高い(>250人)
ノルウェーが一番低い(<10人)
/感染者に対する命を落とされた割合/
(参考文献(1) Fig.2(B))
ニューヨーク市が一番高い(>2%以上)
一番低いのはケニア(<0.3%)
/感染者に対する命を落とされた割合(国別)/
(参考文献(1) Fig.2(C))
日本が一番高い(0.3~2.1%:Ave1.1%)(※下記理由考察)
ケニアが一番低い(0.2%)
/発病率/(参考文献(1) Fig.3(A))
ペルーが一番高い(0.6%)
日本は下から4番目(<<0.1%)
それより低いのは韓国、タイ、中国
/考察/
日本が感染者に対する死亡率が一番高いのは
いくつかの理由があると考えられます。
一つはPCRの検査能力があまり高くなく
無症状、軽症の方で見落としているケースが多くあり
感染者という母数が低くなっている可能性があることです。
後は、高齢化率が高いというのもあると思います。
同様にケニアが低いのは
そのような年齢別人口分布に依拠する部分はある
と思っています。
つまり若い人が多いということです。
参考文献Fig.1(B)の年齢別のリスクでは
命を落とされる患者さんの割合が
年齢に対して指数関数的に上昇していくので
平均寿命が長い国はそれだけ死亡率が高くなるということです。
以上です。
(参考文献)
(1)
Megan O’Driscoll, Gabriel Ribeiro Dos Santos, Lin Wang, Derek A. T. Cummings, Andrew S. Azman, Juliette Paireau, Arnaud Fontanet, Simon Cauchemez & Henrik Salje
Age-specific mortality and immunity patterns of SARS-CoV-2
Nature (2020)
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