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細胞障害性を示すCD8受容体を持つT細胞は
クラスⅠMHC分子と結合することによって
T細胞が活性化されますが、
その結合を「半円形の南京錠のような」形状の
それらの結合を補強するような物質が
生体内には存在します。
(参考文献(1) Fig.5参照)
それをスーパー抗原(superantigen)といいます。
これによって強力な免疫応答が起きるために
免疫暴走などの危険性が高まると言われています。
このような活性を高める受容体結合の補強は
アレルギー症状などを引き起こした際にみられ
例えば、副鼻腔炎の患部近くでもみられます(1)。
このような補強は
細胞応答性を異常に高めてしまう恐れがあるため
注意が必要ですが、
細胞特異的輸送系統のアンカーの特異性を高めるため
このような生理から着想される部分があります。
例えば、特定の型のインテグリンに対して
特異性を持たせた糖たんぱく質を
薬剤など求める生理機能を持たせた物質を
封入したナノ粒子表面に多く装飾します。
そしてそのたんぱく質の結合部位近くに
そのたんぱく質にだけ存在する
ドメインAを作っておいて、
その「ドメインA」と
インテグリンの特定の面Bに対して
特異性を持つ「架橋物質(ドメインA⇔面B)」を
同時に投与、輸送することで
特異的親和性を上げることができるかもしれない
と考えました。
以上です。
(参考文献)
(1)
Claus Bachert, Bradley Marple, Rodney J. Schlosser, Claire Hopkins, Robert P. Schleimer, Bart N. Lambrecht, Barbara M. Bröker, Tanya Laidlaw & Woo-Jung Song
Adult chronic rhinosinusitis
Nature Reviews Disease Primers volume 6, Article number: 86 (2020)
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