2022年4月6日水曜日

COVID-19:オミクロン株に対するmRNAワクチン4回目接種の効果と考察

新型コロナウィルスのワクチン接種の4回目が必要かどうか?
特に3回目接種をした後に「誰を対象として」
接種を推奨するか?といった議論が始まっています。
Yinon M. Bar-On, M.Sc., Yair Goldberg, Ph.D., Micha Mandel, Ph.D., 
Omri Bodenheimer, M.Sc., Ofra Amir, Ph.D., Laurence Freedman, Ph.D., 
Sharon Alroy-Preis, M.D., Nachman Ash, M.D., Amit Huppert, Ph.D.,  
and Ron Milo, Ph.D.(敬称略)からなる医療研究グループは
イスラエルでオミクロン株流行時(2022/1/10-3/2)に
行われたファイザー/ビオンテック製mRNAワクチン(BNT162b2)の
4回目接種の効果について評価されています(1)。
その結果によると
三回目接種に対する効果は
四回目接種から2か月後には
「感染」に対する効果は弱まる、ほぼなくなるという結果になっています。
しかしながら、「重症化」に関しては
接種から2か月後も3回目接種に対して効果がある
という結果になっています。
このことから日本においては
「50歳以下は不要である」という議論も出ています。
また、重症化リスクのある人だけ接種という考え方も生まれます。
一方で、
今後、モデルナで開発されている
オミクロン株対応型のワクチン(mRNA-1273.214)を
4回目あるいは5回目に接種するという方法もあります。
他方、
世の中の経済をオープンにできない理由としては
重症化する人を守るというのがあります。
4回目接種は少なくとも2か月間は2倍から4倍程度の
効果が重症化に対してはあるので、
リスク因子のある人に対して、接種を促すという事は
社会経済を考慮すると必要かもしれません。
その後、5回目の接種として、
オミクロン株対応型のものを
その時、主要となっている流行株を見ながら
検討するということも同時に考えられます。

(参考文献)
(1)
Yinon M. Bar-On, M.Sc., Yair Goldberg, Ph.D., Micha Mandel, Ph.D., Omri Bodenheimer, M.Sc., Ofra Amir, Ph.D., Laurence Freedman, Ph.D., Sharon Alroy-Preis, M.D., Nachman Ash, M.D., Amit Huppert, Ph.D., and Ron Milo, Ph.D.
Protection by a Fourth Dose of BNT162b2 against Omicron in Israel
The New England Journal of Medicine April 5, 2022

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