2021年の11月26日にWHOによって
Variant of concern(VOC)株として
オミクロン株と命名され、
その三日後11月29日には多くの国で検出されています(1)。
このオミクロン株は
新型コロナウィルスワクチンの効果が低いかもしれない
という推定がありました。
ー
イスラエルのItal Nemet氏らが
ファイザー製mRNAワクチン(BNT162b2)に対しての
中和抗体量を報告しています(1)。
そのデータを読者の方と共有したいと思います。
//結果(中和抗体量)//ー
(ワクチン2回接種後)
※平均 165.6日後
ワイルドタイプ:16.56
ベータ株:1.27
デルタ株:8.00
オミクロン株:1.11
ー
(ワクチン3回接種後)
※平均 25日後
ワイルドタイプ:891.4
ベータ株:152.2
デルタ株:430.5
オミクロン株:107.6
//考察//ー
オミクロン株の中和抗体量は逃避変異が入っているベータ株よりも
やや低い値となっています。
ワクチン2回接種後においては検出限界以下の人が多く
抗体による予防効果は著しく低下している可能性があります。
接種から5か月以上経過しているのも一因です。
記憶免疫、細胞性免疫もあるため、
ワクチンの効果がないとは言えませんが、
3回目接種を速やかに進める事に対して追加的検討の余地があります。
(参考文献)
(1)
Ital Nemet, Ph.D. Limor Kliker, M.Sc. Yaniv Lustig, Ph.D. Neta Zuckerman, Ph.D. Oran Erster, Ph.D. Carmit Cohen, Ph.D. Yitshak Kreiss, M.D. Sharon Alroy-Preis, M.D. Gili Regev-Yochay, M.D.
Third BNT162b2 Vaccination Neutralization of SARS-CoV-2 Omicron Infection
The New England Journal of Medicine December 29, 2021
登録:
コメントの投稿 (Atom)

0 コメント:
コメントを投稿