//背景//--
今、日本ではオミクロン株の流行により
現場の医師の方の情報によると子供の感染が増えている
ということです。
新型コロナウィルスは幸いにも子供のリスクは低く、
日本において死亡例は確認されていません。
しかし、世界を含めて考えると
少ないケースではありますが、重症化する事があります。
12歳以下の子供においてはワクチン接種も承認されていませんから
子供に対するリスクの経過観察は少なくとも必要です。
その重症化の代表的な症状として
多系統炎症性症候群(MIS-C)。
これが挙げられています。
今後、ワクチン接種を考えていく中で、
子供の新型コロナウィルスのMIS-Cに対するリスク因子を
抽出していく事は非常に重要になります。
リスク因子が高い子供においては
ワクチン接種の安全性を担保したうえで、
その実施の推奨レベルについて考える必要があります。
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Adam D. Nahari, Mary Beth F. Son, Jane W. Newburger & Ben Y. Reis
(敬称略)からなる医療研究グループは
新型コロナウィルス世界的流行前の
5年間、7520834ケースの臨床テストのにおける
一般的なMIS-Cに対する関連データと
新型コロナウィルス流行の中で集められたデータを組みあわせて
上述したMIS-Cに対するリスク因子を抽出されています(1)。
本日はその結果の概要の一部について引用、抽出し
読者の方と情報共有したいと思います。
//結果//--
MIS-Cと関係性の強い要因
〇IL-4,
〇IL-10
〇Ferritin
〇D-dimer
〇Fibrinogen
〇Alanine transaminase
〇C-reactive protein
※
新型コロナウィルス流行時における
MIS-Cの患者さんは
ボストン・チルドレンズ病院の52名のデータに基づく。
//考察//--
上の多系統炎症性症候群(MIS-C)との関連性の高い要因が
すでに何らかの急性疾患や慢性疾患によって
異常な数値を示している場合、
あるいは新型コロナウィルス感染症によって
上述した数値が異常になった場合において、
重症化する可能性を想定する必要があると考えられます。
(参考文献)
(1)
Adam D. Nahari, Mary Beth F. Son, Jane W. Newburger & Ben Y. Reis
An integrated framework for identifying clinical-laboratory indicators for novel pandemics: COVID-19 and MIS-C
npj Digital Medicine volume 5, Article number: 9 (2022)
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