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現在の予定では、新型コロナウィルスの
ワクチン接種は16歳以上となっています。
15歳以下の子供は接種対象となっていません。
しかし、厚生労働省による声明では
「接種の時点で16歳以上の方を対象とすることにしているが、
今後必要なデータが整ってくれば、
安全性有効性の評価を改めて行って検討することもありうる。」
とされています(3)。
今、アメリカでは年長児(older children)に対しての
治験が行われているところであるとされています。
アメリカでは初夏には接種が可能であるとされています(1)。
イギリスでは12歳から17歳が治験の対象となっています(TBS NEWS)。
しかし、子どもの場合は
新型コロナウィルス重症化のリスクが
「少なくとも現状では」小さいので
リスクとベネフィットの基準が大人とは異なります。
親御さんも安全性に対しては
自分自身が接種するよりも神経を尖らせるでしょうから
より透明性のある正確な情報伝達が必要になります。
しかし、
子供も大人と同様に社会活動をしています。
学校では教室で常に大人数で集まります。
また家族とのコンタクトもあります。
そうした中で
直接的な効果として
「お子さん自身の感染を防ぐこと」
がありますが、
間接的には
「社会活動の中で他人への感染を抑制できること」
がワクチン接種で期待されます。
従って、社会として集団免疫を獲得するためには
18歳以下の子供への接種も行う必要があります(2)。
先日、子どもが学校で昼食を食べている様子をみましたが
みんな向き合うことも会話することなく静かに食べています。
言葉にすることはなくても
今のコロナ禍の現状で心理的に大きなストレスを抱えている
お子さんは非常に多いのではないかと思います。
実際に攻撃的になる子供もいるようです。
このような心の健康も考えると
上述したワクチン接種における
リスクとベネフィットの評価基準は変わってくると思います。
日本に供給されるワクチンの
16歳未満の子供の治験データが揃ってきた時点で
日本でも接種可能かどうか?
柔軟な判断が求められると思います。
以上です。
(参考文献)
(1)
Interview with Dr. Perri Klass on vaccinating children against Covid-19, including lessons from measles vaccination campaigns.
Supplement to the N Engl J Med 2021; 384:589-591
(2)
Perri Klass, M.D., and Adam J. Ratner, M.D., M.P.H.
Vaccinating Children against Covid-19—The Lessons of Measles
The New England Journal of Medicine 384;7 589-591(2021)
(3)
朝日新聞デジタル
コロナワクチン、16歳未満への接種「今後検討も」
2021年2月17日
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