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現在、イギリス、南アフリカ、ブラジルで
主に流行が見られる変異株、
あるいは日本でも変異が見つかっています。
RNAはランダムに任意の割合でコピーミスが起こりますから
それによってウィルスはマイナーな変化も
加えればどんどん変異していきます。
結果として世の中に大きく影響を与えるものは
感染力が強かったり、
ワクチンに対して耐性を持つものです。
それ以外のものは自然に勢力を失うからです。
新型コロナウィルスの流行が収まれば
そのような変異は起こらなかったということになります。
従って、変異を継続的にモニターしていく事は
社会としてとても重要になります。
Amit Singh, Georg Steinkellner, Katharina Köchl
(敬称略)らオーストリアの医療研究グループは
セリン477というSタンパク質の残基が
構造的に柔軟性に富んでいて
この部分の変異がD614Gという
感染初期で起こった変異とセットで変異起こりやすく
ACE2受容体との結合性に影響を与えるかもしれない
という事を計算で示しました(1)。
このセリン477は
原子の揺らぎが大きく、
ACE2受容体との結合の有無によって
構造的な柔軟性を大きく変える事が示されています。
またセリン477Gというタイプでは
ACE2受容体との結合安定性が
力を加えた時に乖離が遅延することから
高いことが計算で示されています(1)。
従って、セリン477の構造が
今の新型コロナウィルス株でどのようになっているか
というのを確認するのが重要になります。
以上です。
(参考文献)
(1)
Amit Singh, Georg Steinkellner, Katharina Köchl, Karl Gruber & Christian C. Gruber
Serine 477 plays a crucial role in the interaction of the SARS-CoV-2 spike protein with the human receptor ACE2
Scientific Reports volume 11, Article number: 4320 (2021)
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