去年の初夏ごろにインドから流行したデルタ株と
去年の11月ごろ、南アフリカから流行した
オミクロン株との比較において
オミクロン株は重症化リスクが低いという事が
疫学的にも、病理学的にも示されています。
しかし、
Roby P. Bhattacharyya, M.D., Ph.D., and William P. Hanage, Ph.D.
(敬称略)からなる医療研究グループは
オミクロン株のウィルス毒性を
他の変異株と比べて見積もるのは難しいとされています。
少なくとも疫学的に比較するのは困難であるということです。
参考文献(1)の図に南アフリカの
デルタ株とオミクロン株の感染の波と
ワクチンの接種者数の推移
感染者に占める
〇高い免疫グループ(ワクチン接種済み)
〇低い免疫グループ(ワクチン未接種)
の割合が示されています。
オミクロン株ではすでにワクチン接種済みの人が多く
ブレークスルー感染していることから
結果的に軽症で済んでいる可能性があります。
オミクロン株の逃避変異による中和能が低くても
細胞性免疫の交差性が一定割合認められるからです。
少なくとも
オミクロン株の「総合的な」ウィルス毒性において
他の株と同じ条件で評価した時には
今の疫学的な見積もりよりも高リスク側にシフトする事は
十分に考えられるということです。
逆にいえば、
ワクチンや自然感染による免疫の獲得で
社会は新型コロナウィルスに対して
どんどん強くなっているかもしれない
と考えることもできます。
(参考文献)
(1)
Roby P. Bhattacharyya, M.D., Ph.D., and William P. Hanage, Ph.D.
Challenges in Inferring Intrinsic Severity of the SARS-CoV-2 Omicron Variant
The New England Journal of Medicine February 2, 2022,
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