いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。
新型コロナウィルスにおいて
これを読まれている方々が気にされている事の一つは
再感染の可能性だと思います。
いいかれば、免疫の持続性です。
先日、世界で新型コロナウィルスにおいて
再感染が疑われるケースが複数みられる
というニュースがありました。
他にも同じ呼吸器疾患を伴うウィルスである
インフルエンザでは
季節性はあるものの毎年の接種が推奨されます。
しかし、少なくとも私の認識では
ウィルスに対する感染の有無は
決してゼロ、イチの2分思考では語れないことです。
つまりその間の「病状の程度」
というのが存在することです。
例えば、インフルエンザの予防接種でも
罹患することを完全に防ぐことはできません。
つまり「ゼロ」にはできません。
でも多くの場合症状は軽くなります。
そうしたことは
新型コロナウィルスでも当てはまるはずです。
元々コロナウィルスは風邪ウィルスとも
いわれることも少なくとも一部ではあり、
大分類でみれば昔から世の中に
遍在していたウィルスです。
参考文献(1)では
従来から人と共存してきたと考えられる
コロナウィルス(NL63, 229E, OC43, HKU1)への感染履歴を
20年、30年に渡って血清により調べました。
調査対象になった人の数は10人です。
それにおいて平均すると
約2年に一回はなんらかの
コロナウィルスに罹患していることがわかりました。
(参考文献(1) Table.1より)
また新型コロナウィルスの型によって
感染間隔がどれくらい空くかというのは
異なる可能性が示唆されます。
例えば229Eという方では12か月がピークとなり
6か月も頻度としては高くなります。
逆にOC43という型では24~30か月がピークとなっています。
(参考文献(1) fig.1(b)より)
この違いを生むいくつかの理由があると思います。
ウィルスの構造上の特徴の比較など知りたい事はありますが、
もう一つの要因として流行性があるのではないか?
と推測しました。
そうした時に再感染のリスクが上がった
ということも考えられます。
それは多くの人が罹患したという
社会的な背景があります。
それによって暴露される頻度があがるからです。
そう考えると
これだけ世界的に流行している
新型コロナウィルスにおいては、
一度感染して回復しても
再度そのウィルスにさらされるリスクは高いわけですから
再感染するまでの期間というのは
短い傾向にあるかもしれないということは
否定はできません。
またコロナウィルスの季節性については
基本的には夏から秋にかけてが一番
感染の確率が下がっています。
今は9月下旬ですから
他のコロナウィルスでは頻度が低い時期です。
しかしそれが冬、春になると
また上がってきます。
(参考文献(1) fig.1(d)より)
新型コロナウィルスも
特徴としては7割、8割の遺伝情報は
一致しているというデータもあるので、
そういった季節性の特徴も
おおよそ一致する可能性はあります。
そうした場合に
今、日本の感染状況をみると
下止まりしている状況で落ち着いていますが、
また第三波がやってくる可能性は
この季節性の特徴を鑑みると
想定しておく必要性はあります。
以上です。
(参考文献)
(1)
Arthur W. D. Edridge, Joanna Kaczorowska, Alexis C. R. Hoste, Margreet Bakker, Michelle Klein, Katherine Loens, Maarten F. Jebbink, Amy Matser, Cormac M. Kinsella, Paloma Rueda, Margareta Ieven, Herman Goossens, Maria Prins, Patricia Sastre, Martin Deijs & Lia van der Hoek
Seasonal coronavirus protective immunity is short-lasting
Nature Medicine (2020)
doi.org/10.1038/s41591-020-1083-1
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