日本では5月くらいから高齢の方からワクチン接種が始まり
6月くらいから2回目接種となっています。
従って、早い人では現時点で3か月程度経過しています。
ブースター接種の開始時期によりますが、
第六波を警戒している冬の時期には
早い人では半年程度、接種から時間が経過するので
その段階でのワクチンの効果というのが重要になります。
本日の厚生労働省の発表によれば
3回目の対象は2回目接種から8カ月以上たった人とされています。
従って、3回目接種の時期は早い人で2022年1月となります。
医療従事者の方は2回目接種をおおよそ終わらせる11月くらいから
順次進めていくものだと考えます。
そうすると11月~1月の冬の時期には
若い人に対する接種が進むものだと考えられますが、
3回目のブースター接種は始まっていません。
ワクチンの効果が仮に低下するならば、
高齢の方のリスクが再び高まることが懸念されます。
その時期には経済を段階的に開放していくと考えられる時期なので、
感染者数の絶対数は増えてくると予測されます。
但し、中等症、重症の方の比率は今までよりも
ワクチンの効果で下がると考えられます。
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S.J. Thomas(敬称略)ら医療研究グループは
mRNAワクチンの長期的な評価を行っています(1)。
本日は、内容の中で長期的な疫学評価に絞って、
読者の方と情報共有したいと思います。
//条件//---
治験参加スクリーニング時期:
2020年7月27日~10月29日
※従って、デルタ株出現前
参加人数:45,441人
対象年齢:16歳以上
場所:152か所
アメリカ:130, アルゼンチン:1, ブラジル:2
南アメリカ:4, ドイツ:6, トルコ:9
ワクチン:ファイザー/ビオンテックBNT162b2:mRNA
//ワクチンの効果//---
2回目接種から7日以上2か月以内:96.2%
2か月以上4か月以内:90.1%
4か月以上:83.7%
従って、ワクチンの効果は
4か月以上経つと下がることが示されています。
しかし、この指標は発症であって、重症化ではありません。
一方、時期から考えて、
ワクチンの評価期間において
現在流行しているデルタ株は多く含まれていないと考えられます。
(陽性の株の情報については明記されていません。)
従って、デルタ株に対する
長期的なワクチンの効果は上述した値と変わってくる
可能性が考えられます。
(参考文献)
(1)
Stephen J. Thomas, M.D., Edson D. Moreira, Jr., M.D., Nicholas Kitchin, M.D., Judith Absalon, M.D., Alejandra Gurtman, M.D., Stephen Lockhart, D.M., John L. Perez, M.D., Gonzalo Pérez Marc, M.D., Fernando P. Polack, M.D., Cristiano Zerbini, M.D., Ruth Bailey, B.Sc., Kena A. Swanson, Ph.D., Xia Xu, Ph.D., Satrajit Roychoudhury, Ph.D., Kenneth Koury, Ph.D., Salim Bouguermouh, M.D., Ph.D., Warren V. Kalina, Ph.D., David Cooper, Ph.D., Robert W. Frenck, Jr., M.D., Laura L. Hammitt, M.D., Özlem Türeci, M.D., Haylene Nell, M.D., Axel Schaefer, M.D., Serhat Ünal, M.D., Qi Yang, Ph.D., Paul Liberator, Ph.D., Dina B. Tresnan, D.V.M., Ph.D., Susan Mather, M.D., Philip R. Dormitzer, M.D., Ph.D., Uğur Şahin, M.D., William C. Gruber, M.D., and Kathrin U. Jansen, Ph.D. for the C4591001 Clinical Trial Group
Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine through 6 Months
The New England Journal of Medicine September 15, 2021
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Author Affiliations
From the State University of New York, Upstate Medical University, Syracuse (S.J.T.), and Vaccine Research and Development, Pfizer, Pearl River (J.A., A.G., K.A.S., K.K., S.B., W.V.K., D.C., Q.Y., P.L., P.R.D., W.C.G., K.U.J.) — both in New York; Associação Obras Sociais Irmã Dulce and Oswaldo Cruz Foundation, Bahia (E.D.M.), and iTrials-Hospital Militar Central (G.P.M.) and Fundacion INFANT, Buenos Aires (F.P.P.) — all in Brazil; Centro Paulista de Investigação Clinica, São Paulo (C.Z.); Vaccine Research and Development, Pfizer, Hurley, United Kingdom (N.K., S.L., R.B.); Vaccine Research and Development (J.L.P., X.X.) and Worldwide Safety, Safety Surveillance, and Risk Management (D.B.T., S.M.), Pfizer, Collegeville, PA; Global Product Development, Pfizer, Peapack, NJ (S.R.); Cincinnati Children’s Hospital, Cincinnati (R.W.F.); Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health, Baltimore (L.L.H.); BioNTech, Mainz (Ö.T., U.Ş.) and Medizentrum Essen Borbeck, Essen (A.S.) — both in Germany; Tiervlei Trial Centre, Karl Bremer Hospital, Cape Town, South Africa (H.N.); Hacettepe University, Ankara, Turkey (S.Ü.); and Worldwide Safety, Safety Surveillance, and Risk Management, Pfizer, Groton, CT (D.B.T., S.M.).
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