例えば、先進国から取材で先住民と接触しようとするときに
非常に強く配慮されるのは感染症を広げない事です。
人口密度の多い都市で生活していたり、
国際的な往来がある環境で生活していると
その多様性から腸内細菌や免疫系の
様々な交差性が生じると考えられます。
あるいは食べ物などの種類にも依ります。
しかし、アマゾンの奥地で生活されている民族は
非常に閉じた空間の中で代々生活を築かれていますから
腸内細菌や免疫機能が大きく偏っている可能性があります。
ー
Marcia C. Castro, Sun Kim, Lorena Barberia(敬称略)ら
アメリカとブラジルの医療研究グループの結果を見ると
アマゾンの奥地での新型コロナウィルスの死亡率が
顕著に高くなっています(1)。
(See Fig.1A,B)
これは、アマゾン奥地で生活する人の
世界で往来する中で生じたかもしれない感染症に対する
脆弱性を示している可能性があります。
ただし、医療機関が十分にないという事ももちろん挙げられます。
ー
このような推測に倣うのであれば、
アマゾンの奥地の人の血中から分析できる免疫機能と
そうではない都市部の人の血中から分析できるそれとが
どの様に異なるか?という観点が出てきます。
それそのものも疫学的、免疫学的に意味がありますが、
そこから
新型コロナウィルスに影響を与える
重要な免疫機能を割り出せる可能性があります。
(Reference)
(1)
Marcia C. Castro1 * , Sun Kim1, Lorena Barberia2, Ana Freitas Ribeiro3,4, Susie Gurzenda1,Karina Braga Ribeiro5, Erin Abbott6, Jeffrey Blossom6, Beatriz Rache7, Burton H. Singer8
Spatiotemporal pattern of COVID-19 spread in Brazil
ー
Author Affiliation
1Department of Global Health and Population, Harvard T. H. Chan School of Public Health, Boston, MA, USA.
2Department of Political Science, University of São Paulo (USP), Sao Paulo, SP, Brazil.
3Universidade Nove de Julho, São Paulo, SP, Brazil.
4Universidade Municipal de São Caetano do Sul, São Cetano do Sul, SP, Brazil.
5Faculdade de Ciências Médicas da Santa Casa de São Paulo, Department of Collective Health, São Paulo, SP, Brazil.
6Center for Geographical Analysis, Harvard University, Cambridge, MA, USA.
7Instituto de Estudos para Políticas de Saúde (IEPS), São Paulo, SP, Brazil.
8Emerging Pathogens Institute, University of Florida, Gainesville, FL, USA.
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Science 21 May 2021:
Vol. 372, Issue 6544, pp. 821-826
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