2021年4月10日土曜日

細胞単位の癌治療から考える総合医療

宇宙空間中に青い癌細胞の塊がある。
左から太陽の光線が射し込み
その癌細胞はスリットのように右側に光を放射させる。
虹色の光が様々な色の無数の細胞を映し出し、
それはあるGeneral Hosptalにやがて届いた。
、、、
新型コロナウィルスの医学、薬学、医療と
この向き合って10が月が経っています。
常に私の頭の中にあったのは
科学論文を中心とした知見を一般化して
癌治療、自己免疫疾患などの一般性の高い病気や
難治性を示す疾患の治療につなげたいということでした。
学際研究として感じることは
科学は境界がないかもしれないということです。
色んなところにつながりがあります。
従って、物理学、時には人文学なども
自分の主要な領域とは異なっていても
包摂性を持って自分の知識として取り入れていく姿勢が大事です。
そうした積み上げの先にイノベーションがあると考えています。
それは一人ではなくチームでうまく機能すれば
より多くの幸せがあり、
実用性や速度など価値が生まれる可能性があります。
私が自分のアイデアを世界に公開しているのも
そうした狙いがあります。
情動性の部分と客観科学的な部分
両方を提供することで世界全体で価値が生み出せる可能性がある
と考えているからです。
日本は島国で国際性に課題がありますが、
こうした私の取り組みが色んな架け橋を産出すればいい
と考えている部分があります。
学際性、国際性はとても大事です。
少なくとも今は日本人ですが
その中で海外寄りの日本人の立場であっていいと想定しています。
衝突する事はあるかもしれないですが、
海外の人は日本よりもストレートであると感じるからです。

癌は心臓、脂肪などを除いて
身体のほとんどの部分にできますから
その異種性は膨大です。
また同じ臓器、もっと小さな組織であっても
その中に異種性があります。
Inter-heterogeneity、Intra-heterogeneity
という風にも表現されます。
そうした中で精密医療を実現していくためには
現在の人工知能、スーパーコンピューターを始め
コンピュータサイエンスの力を借りる必要があると思います。
私の贅沢な要望ですが、
血液、癌組織を装置の中に入れたら
装置の中で自動で細胞を仕分けして(遠心分離?)
その細胞のマルチオミックス
タンパク質、ゲノム、エピゲノム、トランスクリプトーム、
メタボロームなど多元的な全情報が入れられた
細胞ごとに表示される仕組みです。
血液の場合の細胞外遊離物質は分離されて表示されます。
そしてそれらのデータを
人工知能が分析して
薬剤選択、投与期間、疫学データなど
治療に必要なデータを表示します。
そして、そこで専門家や
医師、看護師、薬剤師など医療スタッフ
などがリモートも含めて会議を開きます。
そしてその人工知能の提案を評価します。
問診、診察、患者さんの声、既往歴、画像解析データなども
合わせて総合的に判断されます。
患者さんに治療するときはそうですが、
研究でもこのような事ができて、
構造など追加調べたい細胞がデータ上で見つかれば
それをクリックすすれば、
多元的なデータが表示されるとともに
分析装置の中からその細胞が取り出せるという感じです。
そしてその細胞を科学者は調べる事ができます。

細胞特異的輸送系統では
特に細胞外にある突起となる受容体の情報がほしいですから
ゲノム情報、たんぱく質の情報と
既にデータベースとしてある突起となる受容体を示す
タンパク質のデータ群と照らし合わせることができて
その細胞にはどのような受容体(突起)があって
その発現量なども知ることができます。
そうした中で統計的なデータも含めて
どの受容体の結合面を標的とするのが一番いいか?
ということを検討する事ができます。

冒頭で述べた右に伸びた光線が
それぞれのノードを介して
物理空間、クラウド空間で共に精緻につながりを作って
宇宙空間を照らすことができたら
そこにはどんな模様が生み出されるでしょうか?
Nature Reviews Clinical Oncology April 2021の表紙で
示されるような一元的な模様ではないはずです。
1つの大切な要素として情動性の伝搬は
成功をもたらすでしょうか(2)?


0 コメント:

コメントを投稿

 
;