2020年7月21日火曜日

COVID-19:間葉系幹細胞による治療について

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。

昨日の読売テレビ(さん)の『情報ライブ ミヤネ屋』で
ロート製薬(さん)による間葉系幹細胞を使った
新型コロナウィルスに対する治療について
放送されていました。

すでに海外において肝臓に対する治療効果が
確認されており、
そのメカニズムは、
免疫異常であるサイトカインストームを防ぐことが
考えられています。
肝臓だけではなく、肺に対しても効果がないか?
確認されているところです。

間葉というのは結合組織なので
細胞間にあるコラーゲンなどと共存し(?)
形としてはいびつな細胞だと理解しています。
ロート製薬(さん)では
その幹細胞を作る際に人の脂肪から組織を抽出すると
言われています。
侵襲性が低いために取り出しの際の体への負担は少ない
と述べられています。
またすでに肝硬変に対する静脈内投与の
安全性のデータが蓄積されているので
過去研究されていたことが生かせるということです。

おそらく肺炎や他の臓器の機能不全、炎症は
免疫系の暴走によって起きていると推測されていますが、
その炎症に対して
新型コロナウィルスが直接的に関わっているか
それとも今の述べた様に免疫系の異常か
というのははっきりとはわかっていません。
しかし
新型コロナウィルスに感染して亡くなられた方の
臓器を分析する中で
その場所にいた新型コロナウィルスの数と
炎症の程度が相関がなかったことから
おそらく免疫系の異常による炎症であると
推測されています。

従って、間葉系幹細胞によって
サイトカインストームを緩和することができるならば
すでに報告されている肝臓以外の
例えば肺に対しても効果が得られるかもしれません。

以上です。

(参考文献)
(1)
ロート製薬、ニュースリリース
国産初、COVID-19重症肺炎に対する他家間葉系幹細胞を用いた再生医療の企業治験を計画
(2)
Meriem Belabed 
Virus dissociated from inflammation in fatal COVID-19
Nature Reviews Immunology (2020)
doi.org/10.1038/s41577-020-0403-5

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