いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。
私たちは抗体をワクチンによって入れたら
予防にもなるし、
罹患したとしても症状は軽くなる
と考えます。
過去のワクチンは、
様々な治験や治療実績を重ねる中で
それが実現されています。
新型コロナウィルスでは
早期のワクチン開発が求められているため
副作用のリスクを考えると
非常に難しい状況にあると考えています。
そこで抗体を入れた時の
効用と副作用について整理したいと思います。
(効用)
①Sタンパク質(スパイク)の中和
それによってエントリー受容体を介しての
細胞への浸入を防ぎ細胞への感染を防ぐ。
-----
②粘膜によって捕獲される
それによって固定化されるため
細胞への接近、感染を防ぐ。
-----
③樹状細胞へ結合することによってT細胞の活性を高める
Sタンパク質に結合した2つの抗体をが2つの受容体に
並列に結合することを通じて。
予防接種の効果、
細胞の活性を調整する
抗原提示の活性化
樹状細胞がウィルスと結合する事により
細胞表面に抗原の一部を提示してT細胞と結合して
免疫を活性化させる
末梢性寛容
抗原に対して選択的に反応するT細胞、B細胞が
通常の細胞まで攻撃する自己免疫疾患を防ぐ役割
-----
④プラズマ(形質)細胞へ結合
形質細胞を通じて様々な形の抗原を複製することができる
(副作用)
①好中球結合する
細胞外トラップと結合して細胞死をもたらす(?)(NETosis)
食作用を通じて細胞死をもたらす(Phagocytosis)
ケモカインを放出する
これらの3つの過程によって通常細胞が異常に攻撃される。
----
②単球、マクロファージに結合する。Sタンパク質に結合した
2つの抗体をが2つの受容体に並列に結合することを通じて。
食作用を通じて細胞死をもたらす(Phagocytosis)
細胞毒性
炎症性サイトカインの放出
ケモカインの放出
これらの4つの過程によって通常細胞が異常に攻撃される。
---
③抗体がNH細胞表面に結合する
細胞毒性。通常細胞が異常に攻撃される。
これらのことから
抗体は様々な細胞の表面に存在する受容体と
結合する可能性があると考えられます。
それが抗ウィルス性を示すこともあれば、
逆に通常細胞を攻撃し、炎症の原因になったり
サイトカインストームの原因になる可能性も考えられます。
従って、
抗体の「選択性」が一つ重要になるのではないか?
と思います。
少なくともワクチンによる抗体作製の目的の大きな一つは
中和活性で細胞への浸入を受容体結合を抑制することで
防ぐことです。
その中で基本的には中和活性が高い抗体を作ることが
重要ではないかと思います。
以上です。
(参考文献)
Tomer Zohar & Galit Alter
Dissecting antibody-mediated protection against SARS-CoV-2
Nature Reviews Immunology volume 20, pages392–394(2020)
doi.org/10.1038/s41577-020-0359-5
登録:
コメントの投稿 (Atom)

0 コメント:
コメントを投稿