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新型コロナウィルスに罹患したら、
再度感染して症状が出ることがあるのか?
あるいは、
ワクチンで抗体を作ったら
それによって感染が防げるのか?
これらの点は注目されるところです。
ニュースで再入院というケースもありますが、
専門家の方の見解では、
再感染ではない可能性を示唆されています。
実際にアカゲザルで
新型コロナウィルス罹患後、
再度、感染させたときにどうなるか?
という報告がありましたので
内容の一部を紹介します。
6歳から12歳の大人のアカゲザル9匹で
ウィルス量を3段階に変えて
1回目のウィルス感染後の症状、ウィルス量や
免疫機能を調べました。
PCR検査によるウィルス量の調査では
ウィルスの添加量と検知された量は
比例関係ではないものの
あるいは個別差があるものの
それぞれの条件で
十分なウィルス量が肺胞、および鼻腔で検知されました。
肺胞では7日間続き、10日後には検知されなくなっています。
鼻腔ではそれ以上に長く28日間続いています。
一番多くウィルスを体内に入れたグループでも
症状としては軽く、発熱や呼吸困難は起こしていません。
また免疫機能の反応も見られました。
液性免疫である
抗体、それによる中和活性が見られ、
細胞性免疫である、
T細胞やインターフェロンの反応も見られました。
初回感染から35日後
再度、新型コロナウィルスに感染させました。
同じようにウィルス量を3段階に変えています。
肺胞に関しては
1日後にわずかな上昇がみられた条件はあるものの
その後、すぐに消え去ります。
ウィルス導入後、
全く検出されなかったケースもあります。
いずれにしても3日目以降は
どの条件においても検出限界以下となっています。
鼻腔では
ウィルス導入後、上昇は見られたものの
6日~14日後には検出限界以下になっています。
従って、
再感染させたときの肺胞のウィルス量は
10万分の1以下となっています。
鼻腔ではウィルスの上昇は
再感染時見られますが、
減少スピードは速くなっています。
研究報告された方は、
液性免疫、細胞性免疫が
再感染時にどのように働いたか詳しいことがまだ
わかっていないとされています。
また、注意すべき点として
これは「アカゲザル」の報告であり、
人でも同じように当てはまるか
今後の追跡調査が待たれるとされています。
今回の再感染は初回の感染から35日後と
比較的短いタイムスパンでの再感染と
なっているので、
それが数か月、1年となったときにはどうか?
という点が気になります。
また、アカゲザルは
体内に入れられたウィルスの量が多くても
発熱もなく症状としては軽い状態となっているので
そもそも新型コロナウィルスに対する
免疫反応の違いが人とある可能性があります。
従って、
人でも同じように当てはまるかは
認識として注意が必要です。
以上です。
(参考文献)
Abishek Chandrashekar et al.
SARS-CoV-2 infection protects against rechallenge in rhesus macaques
Science 14 Aug 2020:
Vol. 369, Issue 6505, pp. 812-817
DOI: 10.1126/science.abc4776
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