遺伝的な要素も含まれる子供の慢性腎疾患では
ネフロンの機能が低下しています。
それを悪化させないためには
早期のうちに発見して適切な治療に結びつける
事が大切です。
腎臓は血液を糸球体でろ過して
尿として排出するため
腎臓の情報が尿に現れる事が考えられます。
従って、
尿検査によって検出が試みられますが、
既存の尿検査では早期発見が困難な疾患も
多く存在する事が課題とされてきました。
従って、
腎臓の疾患に対して感度の高い検査が
求められています。
Keiichi Takizawa(敬称略)らは
尿中の細胞外小胞に着目して
粒子の形状やたんぱく質の発現パターンを調べました(1,2)。
それらの結果を解析することにより
小児の腎機能の低下を検出できることが示されました。
具体的には腎機能が低下している患児では
細胞外小胞の大きさが変化する事がわかっています。
また、先天的に腎臓のネフロンの数が減少している
低形成腎疾患では
タンパク質の発現のパターンに
特徴的な変化があることが示されました。
このような尿の細胞外小胞による検査方法は
従来のタンパク質の抗原抗体反応を見るELISAを
タンパク質分析のため利用する事が出来、
従来の尿検査や血液検査に加えた
新しい検査方法として期待されるとされています。
(参考文献)
(1)
東京大学、公益財団法人がん研究会
腎臓病の診断に応用できる新たな尿検査法を開発
(2)
Keiichi Takizawa, 1 Koji Ueda, 2 Masahiro Sekiguchi, 1 Eiji Nakano, 1 Tatsuya Nishimura, 1 Yuko Kajiho, 1
Shoichiro Kanda, 1 Kenichiro Miura, 3 Motoshi Hattori, 3 Junya Hashimoto, 4 Yuko Hamasaki, 4 Masataka Hisano, 5
Tae Omori, 6 Takayuki Okamoto, 7 Hirotsugu Kitayama, 8 Naoya Fujita, 9 Hiromi Kuramochi, 10 Takanori Ichiki, 10
Akira Oka, 1 and Yutaka Harita 1
Urinary extracellular vesicles signature for diagnosis of kidney disease
iScience November 08, 2022
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