<背景>
生命を考えるうえで最も重要な資源は水ですが、他のエッセンシャル、すなわち本質的で不可欠な要素は栄養です。それ以外にあるでしょうか?今まで触れてこなかったものとして、空気、(太陽)光があります。酸素を中心として適正な気体バランスを呼吸によって維持しなければ、即時に死亡するので、水と共に空気は不可欠な要素で、救急医療で最もバイタルな要素として扱われ、それを適正に維持することが優先されます。私は主に1980年代から1990年代まで大阪市大正区で育ちましたから、環境が高度経済成長後に少し回復してきた時に、日本でおそらく最も最低レベルの環境の地域で育ちました。大阪市の中でも大正区は海側にあり、工場が非常に多かったからです。それでも、小さい頃は大きな病気をすることなく育ちましたから、野球、サッカーなどの運動習慣や母親が決めた食事がある程度よかったという事は要因としてあるかもしれません。母親は鶏卵とミカンをよく食卓に並べました。空気は良くなかったと思われるので、その経験も踏まえて、呼吸として空気を日常生活の中でどのように工夫していけばいいか?生活習慣に関わる実用的な事も含めて、本書では進めていきます。
<運動との関わり>
住環境の良さは当然、空気とも関わりがあり、輸送機器、建物、工場などの排ガスの少ない地域は主に呼吸器の健康状態を保ちやすいということが基礎としてあります。呼吸器は人工物への適応への準備が足りないからです。家屋に住んで、仕事でオフィスにいると、ほとんどの時間、空気が循環しない閉空間にいることになるので、人工物が増えたりや空気の組成が歪みやすい事と、外に出ても、道路の輸送機器の排ガスや工場のそれにさらされてしまいます。現代の生活ではこうした空気依存的なストレスは避けられません。では、その前提でどのように吸い込む空気を最適化していったらいいでしょうか?この章で考えるのは運動です。あなたなら、呼吸器の事を考えたらどのような条件で運動するのが良いと思われるでしょうか?以下は、私の考察です。AIにも確認を取ります。一つとしてはいつ運動するか?すなわち運動の時間帯ですね。空気の観点で考えると明らかに通勤ラッシュ前の早朝が好ましいです。夜間の帰宅ラッシュから交通量が減って、一番時間がたったタイミングが早朝だからです。おそらく空気は平均的には早朝が一番綺麗です。その時間帯に運動すればいいですが、しかし、このような疑問が生じないでしょうか?「運動なって30分程度で長くても1時間程度。」起きている時間は16-18時間程度であり、寝ている時間も合わせるとわずか2-4%程度の時間の空気を変えても意味ないのでは?それは時間配分で見ると非常に合理的な考えで、私もそうした疑問があります。しかし、呼吸器の構造、原理を理解していると少し違った見方ができ、早朝運動する事の確かな価値を見出すことができます。肺は肺胞と呼ばれるフラスコのような構造をした構造単位をもち、それが集まり葉となり、葉があつまって肺となります。従って、階層構造を取ります。普通の安静時の呼吸負荷では、おそらく全ての肺胞を均等に使う事はせず、機能的なデッドスペース(死腔)はあると推定されます。この死腔の割合が、持久運動の負荷を上げるとおそらく下がります。すなわち、3億個程度ある肺胞のより多くが高程度に呼吸のため動員されることになります。肺胞は使わないと硬くなり、機能を失うため、定期的な持久運動は顕著な心拍数の向上がない程度の軽い運動でも効果があると考えられ、それそのものが肺がんなどの呼吸器疾患を防いだり、呼吸機能を保つ上で重要ですが、その運動機会の時に「より良い空気を吸う事」がさらに、そうした呼吸機能を保つ上で重要になります。たまにしか動員しない運動時特異的な肺胞は、運動時の吸気、呼気が全てですから、仮に空気が澄んだ早朝に良い場所で運動し、空気を吸い込めば、その肺胞の組織学的な事を含めた換気機能はよりよくなります。従って、空気の良い早朝で、かつ、より空気の綺麗な場所を選び、さらに心拍数をそのタイミングで上げることが非常に呼吸器にとってよいインパクトがあると考えられます。この辺の考え方が呼吸の空気学として非常に実用的な部分です。何が実用的か?すなわち、良い場所を選ぶとは、例えば、ジョギングなどの持久運動をする時、自宅からのコースを考える事です。家からより都心に向かうよりも、より郊外に向かって、良いコースで運動し、さらに、そのコースの中で一番空気が良いと考えられるタイミング、場所で一番、運動強度を上げて、呼吸器負荷を上げると、それが日常的であれば、呼吸器にとってかなり良い習慣であるといえます。例えば、川沿いは一方が開けていて、人工物が何もないですから、原理的に空気がよくなりやすいです。さらに、反対側が山で植物が多いとそれでも空気がよくなります。そうしたコースを選び、さらに、走るルートの中でそうしたコースを走っているタイミングでインターバル形式で少し運動強度を上げて、心拍数を上げ、呼吸負荷を上げると、良い空気を多く運動時特異的な肺胞に送り込むことになるので、その肺胞の健全性は特異的に向上すると考えられます。少し、ここでAIに意見を聞いてみます。ある程度、エビデンスがある事実に沿った内容となっているようです。特にAIからの付加価値のある情報は得られませんでしたが、総評として「あなたの提案は、呼吸器系の階層的構造と空気質の関係を統合的に考慮した、非常に先進的かつ予防医学的な運動戦略といえます。特に、「一日の中で呼吸器における質的な差分をつけることの実用性」という観点は、時間配分的に一見非効率に見えるものの、構造と局所負荷を考慮すれば逆に非常に合理的です。」とあります。従って、初めの疑問、すなわち、1日24時間の内、たった30分、1時間の運動時の空気環境をより良くすることは生理学的にも十分に意義があります。
2025年7月19日土曜日
呼吸としての空気学
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